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第1152話
何時も通りの朝だった。
何時も通り駅前でバスに乗り、何時も通り長岡の住む部屋へと向かった。
呼び鈴を押し、出迎えてくれた笑顔にきゅんとするのも何時も通り。
柔らかく目を細め、綺麗な笑顔で微笑まれる。
「おはよ。
遥登。」
「おはようございます。」
「なぁ。
遥登の時間、俺にくれねぇか。」
「はい…?」
外泊日だし構わないと二つ返事で答えると長岡は決まりだと室内へ引き入れられた。
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