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第1223話
手首を動かしても湿っているせいで中々解けない。
眉を八の字にしたまま長岡をみるといきなり抱き留められた。
腰を突き出したはしたない格好に起き上がろうとするが、それより早く長岡に肩を抱かれ動けなくなる。
「こんな格好恥ずかしいです…、」
「恥ずかしいのも好きだろ。」
いやらしい声が鼓膜を擽る。
学校では想像も出来ない位いやらしい。
下着の中にぬめった手が入り、アナルに触れた。
「あ、……んっ、ん…」
「やらしいにおいに変わってきた。
遥登のにおいに汗のにおいが混ざるとセックスしてる時思い出して興奮すんだよな。」
「ン…ぅ……ぁ…」
バラバラに動く指に翻弄され意味のない言葉ばかりが口から漏れる。
手首はぎちっと拘束され、興奮している。
こんな癖になったらどうしよう。
自慰じゃ満足できなくなったら。
一生、長岡のモノでいられる。
「…は、ぁ…ま、まさ…さん…」
「あーあ、俺の腹にちんこ擦り付けて。
きもち?」
「ん、ンっ、あ……ッ」
ワイシャツに擦り付け付けるのが止まらない。
ワイシャツの繊維が先を擦るのが気持ち良い。
アナルがきゅぅっと長岡の指を食い締める。
「はーる」
「……き、もち」
額を肩に押し付けながら、早くいれてと強請ると長岡は頭をぽんぽんと撫でてくれた。
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