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第1228話

萎えたソレをそのまま、恋人の背中をぽんぽんと優しく撫でていると呼吸が落ち着いたのか肩に押し付けていた額を離した。 乱れた髪をなおす事もせず、事後の空気を纏い気怠げな姿にドキッとする。 成長期とは恐ろしい。 そんな事を考えている事がバレない様に髪をなおしていると、視線が下がった。 「スーツ…」 「ん?」 「スーツ、汚れてませんか…?」 一緒にスーツを確かめるもスーツ自体には精液の汚れはない。 ワイシャツは白濁がこびり付きヨゴレテあるが、精液の汚れを洗うのはこれがはじめてでもない。 大丈夫だ。 「大丈夫。 それより死ぬ程気持ちかったか?」 「……はい」 「ははっ、素直なんだな。」 良い子にはご褒美、と下唇を食んだ。 恥ずかしそうにだけど嬉しそうにはにかむ三条に愛しさが溢れる。 ふと、三条は悪戯気に目を細めた。 「あのネクタイ選んだの、俺なんですよ。」 驚いた。 あんなキャラクター物、女子か男子でも吉田辺りだとばっかり。 「吉田がすげぇ良いの選んで悔しかったから、ギャップ突いたんです。 そしたら、選んで貰えて。 あ、最終的には多数決で決めたんですよ。」 三条はどこか満足気な顔をして教えてくれた。 「ありがとな。」 「みんなで決めて、みんなで買ったんです。」 A組みんなに感謝してる。 こんな自分に『ありがとう』と声をかけてくれた。 ありがとうは此方の台詞だ。 さらさらした髪を弄っていると三条の目がとろとろしてきた。 欠伸を噛み殺す姿にベッドを促すも此処が良いと抱き付くだけ。 風呂もまだで汗やら精液やらでベタ付くがもう少し位良いか。 三条も、ありがとな。

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