9 / 1273

第9話

近づくと三条はびくりと肩を震わせた。 かわい その可愛い教え子の腕を掴むと自分の頭よりも上に引き上げる。 細い身体は自分の力に勝てず引き上げられた。 ボコッとペットボトルが床に落ちて転がり、同じ様にバランスを崩した三条を机に押し倒す。 あの目は、男を欲しがる色を濃く見開き俺を見る。 俺しか視界に入らなければ良いのに 目玉を抉ってやりたい 監禁してやりたい 1日中自分の事だけを考えさせたい 自分だけのものにしたい 醜くどろどろとした感情は止まることを知らない。 三条の喉からひゅっと息を飲んだ音が聴こえた。

ともだちにシェアしよう!