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第34話

三条を連れて来たのはあまり使われる事のない特別棟。 3階には準備室もない。 ただ空教室が並んでるいるだけ。 同じ校舎でも1棟2棟とは全く違い、空気さえも冷たい。 意地悪く質問は?と問うと目を潤ませた。 綺麗に結ばれたネクタイを引っ張りローターの振動をMAXにしてやればその場にへたり込む可愛い教え子。 ひっひっと一所懸命に酸素を吸おうとする姿に加虐心が沸き上がる。 その子に向けて足を伸ばす。 ぐりぐりと三条の中心を踏み付ければびくりと大きく震えた。 はっ、マジかよ 耳もうなじも真っ赤に染まっている。 きっと、いや、絶対俯いて隠れている顔も真っ赤だ。 ははっ、楽し過ぎるだろ

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