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第33話

着いて行った先は1年生は滅多に使う事のない特別棟。 少人数授業時に通り道になるが、それ以外で来たのは入学してすぐの校内案内位だ。 人気がなく空気が冷たい。 その3階の一番奥の教室に押し込まれた。 「で、質問って?」 あの目だ 三条は長岡の目を見たまま動けなくなる。 さっきの笑顔はどこへいったのか、ぞくりとする笑顔で迫ってきた。 「ノートも教科書も持って来てねぇのに質問もくそもねぇよな。 なぁ?」 ぐいっとネクタイを引っ張られ長岡の胸中にバランスを崩すと尻の中心をなぞられる。 なんとか胸に手をついて抱き付く事だけは免れたが、そんな事は次の瞬間何処かへ行った。 「ひ…っ」 突然体中のローターが暴れだす。 なんで、いま…ッ 突然の刺激に脚の力が入らずその場にへたり込むと長岡の足がその中心を踏み付けてきた。

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