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エントリーNo.20 聖夜
「俺達さ、別れよっか。」
突然の彼の言葉に、手に持っていたケーキの箱が床に転がった。
「もう疲れちゃった。」
立ち上がり引き止めようと、涙を流し縋っても彼は振り返らなかった。
数年が経ち、俺は思い出の地を発つ。
出発は24日…偶然にも別れを告げられた日だった。
「お前に…会いたい、よ…。」
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<作家名>
秋野
<主な作品>
「大好きな彼と、ずっと…」(BLove)
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