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第108話

「…ん、ァ、ハァ…駄目…ッ」 みずきの行為に息をつきながら言葉をだすアキラ。 みずきはアキラのに触れたまま動きを止め、すっと胸から唇を離し瞳を見つめ…。 「ん?」 首を傾げやさしく問うみずき… アキラの鼓動が伝わってくる。 「ん、…今日、久しぶりだから…メチャ感じる」 ポツリと困ったように苦笑する。 「…アキラ」 その色っぽい声にドキッとしてしまう。 「お前のせい…待たせたから…」 「うん、ごめん…でも、俺も待っていた…」 アキラのからかいに…ゆっくり答え、また行為を続ける。 「ん…そっか、みずきの方が待ってたんだ…?」 みずきの顔に優しく触れて…問ってみる。 「あぁ…」 自然な流れで、アキラのズボンをずらしていく… みずきはオレがケガして入院した時からしてない…? 「…フ、タマってる…もしかして?」 アキラは微笑み聞いてみる… オレが離れていた間… みずきは女の子と付き合ってたんだよな… どこまでいったんだろ…キスはした? それとも…少し気になるけれど、今は、聞かないでおくアキラ。 みずきも苦笑し… 「…アキラ…俺は、アキラ以外の人とは寝ない、だから…」 アキラの身体にキス跡を付けていく… アキラも…ずっと俺だけを見ていて欲しい、俺の為だけに有って欲しい… その証を刻むように…愛しい気持ちを込める。 アキラの太腿に触れ… そしてアキラのものに直接、指を絡ませ…摩っていく… 「ン…ァッ、ハ…ハァ、ッっ」 みずきは静かにアキラの下半身へ上体を移し…アキラのそれへ唇を近づけ…くわえこみ頭先を舌で刺激していく… 「ぁっン、みず、きッ…ハァ、ンッ、ソコ…ァ、イイッ」 アキラは…寄せる快感に、素直に声を上げてみずきの服を片手で握り、片足を突っ張るように伸ばす。 その声を聞き、瞳に表情を捕らえながらさらに深く刺激する。

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