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第107話
アキラは、みずきの横髪をすき耳にかける。
「それって…オレのセイ…?」
優しい瞳で見つめながら、その頬に触れたまま囁く。
みずきは軽く頭を振って、アキラの片手を握り、素肌へと触れていく…。
西洋人形のように整った顔…
「…綺麗だ、アキラ…」
その表情を見つめ、透き通るような低めの声で囁くみずき。
「…外見はね」
アキラもポツリと返す。
そっと唇にキスをして…
「内面も充分綺麗だから…アキラ…」
首すじ、鎖骨へ…くちづけを降らせ、指先はアキラの胸の突起へと辿りつく…。
「ん、ホント?」
だったら嬉しいケド…
いつもみずきを困らせて、裏切ってきてるから…。
綺麗には程遠いね…
好きな人は、いい面ばかり追ってしまうんだよな…。
「あぁ、本当だよ。アキラ」
みずきは唇にキスをして優しく肯定する。
「うん…そういえば…今日、オレ、みずきと同じ服着てるな?」
みずきのカッターシャツのボタンを外しながらアキラは言う。
「そうだな、お揃いだ…俺の服だからな…」
微笑みアキラに触れながら答える。
「…いつも服、勝手に着て…ごめんな」
みずきに軽く触れちいさく謝る。
「ダメだなんて言っていないから…何でも着ていいし、使っていいよ…アキラ」
そう優しく許す。
アキラは頷き、みずきの胸に片手をあてて囁く…
「ドキドキしてる…?」
瞳を覗いて…
「あぁ、凄く…」
アキラの上半身…
服をずらしながらやさしく唇を触れさせ、指はアキラのズボンへ…
ベルトを緩めて取り、ホックを外して…アキラのそれへ軽く下着の上から触れるみずき。
「ッぁ…」
その感触に…身体をピクッと震わせ声を出す。
「…アキラ」
その表情でさらに鼓動が高鳴るみずき…
アキラの胸先を舌でなぞり…
指で細かくアキラを刺激する。
「ん、みずき…っ」
アキラもすぐに反応を返して…呼吸が上がる。
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