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第110話
みずきの背に腕を回し触れながら、片手はみずきの熱い想いを伝えるそれへ指を絡ませるアキラ。
「…ン、一緒に…」
イこうと…
みずきは囁き、アキラの指ごと右手で覆い…ふたりを擦りあわせ、刺激する。
新たな刺激に…息づかいが早く重なる2人。
みずきは…瞳を細め色めいたアキラの表情を愛しく見つめる。
「っ…んッ、アキラ…っ」
アキラの指が絡み…さらに快感が高まるみずき…
「…ぁァ、ッん、みずき…ッ」
ほぼ同時に張り詰めた精を…体外へと解き放つふたり…
やさしく瞳を合わせて…息をつく。
不意にアキラが、くすっと笑って、みずきに…
「フ、今…みずきの方が早かったな…」
そう、からかってくる。
「…ン、アキラが、綺麗で…気持ちが抑えられなかったから…。これでもがんばったんだ…」
みずきも苦笑いしながら囁くように言う。
アキラと同時にイけるように…がんばってあわせた…と。
アキラはそれを聞いてまた、くすくす笑う。
「…また、オレのせい?」
そう優しく問う。
「うん…」
愛しく見つめながら、こくんと頷く…
そして…アキラにキスをする。
「ふ…でも、一回抜いたら、少しは落ち着いた…?」
片指についた精液を、みずきの鎖骨と胸へ付けなぞりながら囁く。
「ううん…落ち着きそうにない、アキラ…」
軽く頭を振ってまた苦笑いのみずき。
「みずきのココは、困った君だな…」
そういいながら、アキラはみずきの困った君に手を伸ばし下から摩るように触れる。
「ン…アキラっ」
いったん引いていたみずきのそれもアキラに触れられただけでピクっと反応を返し大きくなる。
「…もう感じるんだ‥」
自分の愛撫に反応して呼吸を上げるみずきを楽しそうに見ている。
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