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第11話*
身体を抱え上げていた植物も緩んで、夏樹はフローリングの床に投げ出された。
動く気力も起きず、ぐったりと身体を沈み込ませていると――
「うっ……!?」
不意に、腹部を満たしていた「種」が勝手に暴れ始めたのだ。パチンコ玉のように肉筒内を乱反射し、繊細な襞を抉っていく。
「あっ、あっ! 何これ、中で動い……はああぁっ!」
生理的な腹痛を覚え、夏樹は腹を抱えて身悶えた。
小さな「種」が次から次へと体内で弾けていく。肉襞に何度もぶつかりながら、徐々に出口を目指していく。
ここでようやく植物たちの目的に気付き、夏樹は痺れた身体で懸命に床を這った。いくらなんでも、こんなところで「種」を漏らすわけにはいかない。
「お、お願……待って、もう少し……っ!」
なんとかトイレに駆け込もうとしたのだが、動きの鈍った足首を触手に捕らえられ、両脚を大きく開いた状態で再び抱え上げられてしまう。まるで「ここで種を産め」と言われているかのようだった。
そんな羞恥プレイ、いくらなんでも耐えられない。
「ひぃ……ッ! いや、許して……それだけは……っ!」
後孔に力を込めて我慢しようとしたけれど、生理的な腹痛と排泄感には抵えなかった。
緩んでいた秘蕾から、一粒の「種」がポンと飛び出してくる。それを合図に、大量の「種」が堰を切ったように流れて来た。
「いやあぁあっ、あぁあっ!」
下品な音と共に、とめどなくあふれてくる「種」。植木鉢に蒔いた覚えのある「種」が、自分の中から次々産み出されていく。
「ふ……うあ……んっ!」
種を排泄するのと同時に、自身が溜め込んでいた熱をも高々と噴き上げてしまい、夏樹はがくりと頭を垂れた。
ただの植物に、ここまでの恥辱を味わわされる日が来ようとは。ただ普通に犯されるならまだしも、メスのように何度もイかされた挙句、たっぷり種付けされて、排泄の快感まで教え込まれる。
このままじゃ俺、植物の姓奴隷になっちゃう……!
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