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7日目・1
気付いた時には、体が熱かった。
腹の奥から熱が生まれ、ゾクゾクとした甘い快楽が神経を走る。
前にも使われた薬のせいだと、おそ松は直感した。
「うぅっ!?」
バチンッと左頬に衝撃が走った。
思いきりひっぱたかれた頬は、赤くなりジンジンと痛い。
「痛い」と言いたかったが、おそ松は何も言えなかった。
何故なら、タオルで口を塞がれていたからだ。
そして、何も見えなかった。
目隠しをされていたからだ。
取りたくても、両手は頭の上で拘束されていた。
バチンッと今度は右頬が打たれた。
痛い。
けれど、薬のせいなのか、少し痛みが引くとゾクゾクとした感覚が体を走る。ジーパンを履いたままの前は膨らみ、じわっと先走りで染みを作った。
「なぁ、おそ松ゥ?お前がこんな学習能力のない奴だとはなァ?」
間延びした、不機嫌な男の声がした。
「なんでお前、言っちゃったんだァ?そんなに俺から離れたかったのかァ?」
「うぅうううっ!」
「ごめんなさい」と言ってみるものの、それは言葉にならなかった。再び、左頬をひっぱたかれた。
「何言ってっか、わかんねぇよ」
理不尽な言葉を浴びせられる。
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