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いっそ叶わぬ恋ならば 1【催眠術】

幼馴染を部屋に呼んでは、催眠術をかけ始めてから半年たつ。 最初は固くてなにも入らなかった肛門は、今ではすっかり開ききってしまっていて、脚を開かせただけでヒクヒクと震えて開閉している。 「拓司、おまえは凄い淫乱だからケツが疼いておちんこいれてほしくて仕方がないだろ」 「いんらんなオレはけつがうずいて、ちんこをいれてほしい」 夢うつつのように、幼馴染の拓司は棒読みのように繰り返す。 ゆっくりと指を這わせて拓司のアナルにローションをかけて指をつぷりと入れる。 「俺はお前の旦那様だからな、体が壊れないように指をいれてほぐしてやる」 「ああ、ッだ、だんな、さまっ、指っはいって、くる」 ぐちゃぐちゃとかき混ぜながら、中を擦りあげて反応を伺うと、拓司の男らしい顔は歪んで快感にとろけきっていく。 「指でぐちゃぐちゃにされたいだろ?」 「指でぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃき、きもちいい」 うっとり顔で呟かれて、堪らなくなる。 だけど、今日はすぐには入れない。 今日は全てを拓司に打ち明けるつもりだ。 二本の指をぐいと押し込み、中の前立腺をなで上げると体を痙攣させてペニスから精液を放つ。 「あっ、あっ、あああっーーッ、だんな、さまッ」 腰を振って精を飛ばしながらねだる拓司に唇を落として、濡れタオルで体を拭う。 「ッ、はあ、あ、あ、おねが、ッああ、なか、あつい、ッ、ついて、おちんちんでッ」 夢うつつでねだる可愛い様子を眺めて、俺は拓司の身体にシャツを着せて、下着とスェットのパンツをはかせる。 「ーーっ、ふ、う.....っ、なんで、もするからッ、おちんぽで、ずぶずぶして」 目を潤ませてねだる様子に、頭を撫でて好きだよと囁く。 「拓司、オレが出ていってドアを閉めたら、目が覚めるよ。目が覚めて、同じようにオネダリできたら、ずぶずぶしてあげる」 優しく耳打ちをすると、汚れたタオルとかを手にしてオレは部屋を出た。 元に戻った拓司は、いつも何も無かったかのようになる。多分今回も同じだろう。 途中でやめたことはなかったが、これは賭けだ。 洗濯機に汚れたものを突っ込むと寝室へと戻る。 部屋に戻るとぼんやりとした拓司が座っている。 「起きたのか?ビデオの途中で寝ちまってたけど」 「ああ.....」 「続きみるか?」 やっぱりいつもと同じように、拓司は催眠中のことは覚えていないようだ。 「なあ、友理。俺さ、なんか毎晩のようにお前の夢を見る」 ぼんやりしたままだが、ぽつぽつと拓司は言葉をのせる。 「へえ。出演料高いぞ」 軽口を返すが思わず声が震えてしまう。 「.....気持ち悪いかもしれないけど、俺は.....夢でいつもお前に抱かれていて.....」 俺はごくりっと喉を鳴らして拓司を見上げると、ぐいと力強く体を引き寄せられる。 「好きだ、友理」 「拓司.....」 夢のような言葉に胸が踊りそうになる。 「だけど、俺は、お前に抱かれてちんぽでケツをずぷずぷされたいとか考える、いやらしいやつで.....」 催眠中にかけたオネダリの言葉を拓司は無意識に繰り返して熱っぽく訴える。 「拓司.....すごい、エッチだね。拓司が好きだよ。抱いてあげる」 そのまま俺は拓司の体を押し倒して、シャツに手をかけた。

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