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20.

いつもデートは客が引けた静かな閉店後の店内だった。始発までの束の間をゆっくりと過ごす、そういう習慣だった。 「変なの、ポケットに入れるのはキューじゃなくてボールだよ」 腕の中でくすくす笑うと握り込んでいた9番ボールを思わせぶりにちろりと舐める。 「一度してみたかったんだ」  * * * 追記SS1 分娩台と化したビリヤード台の上でM字開脚して、攻めさんの手を握り締め 『産まれるぅぅぅ』と叫ぶ受け。 『おおおっ💛』 メリメリと🌸から現れる手玉を大興奮でがん見する攻めさん。 腹圧で飛び出す玉のようなお子さんは見事ビリヤード台のポケットにinするのであったww  * * * 追記SS2  淫らな舌が真円の上を這う。黄色のラインが引かれた9破線ボールを挟んで向かい合った二人は視線を絡ませながらそれをなめ続ける。抑えた照明に唾液にまみれた9番ボールが鈍く光っている。  「もういいかな……」  うっとりとした目で濡れた球を眺め、熱い息を吐いた彼はボールを男に渡しスラックスを下着ごと脱ぎ捨てた。そしてビリヤード台の上で四つ這いになる。  白い双丘を自ら割り開き、挿れてと強請った。  直径が6センチ近くあるボールは濡らしたといえ簡単には入ってはくれない。  美貌が苦悶に歪む。しかし短い息で喘えぎ背を震わせていながら下肢は張り詰めたままだ。  額に汗を浮かべ苦痛に発情する彼の様に男は生まれて初めて嗜虐の楽しみを見つけた。  恐る恐る挿入していたボールを一息に捻じ込む。  高い悲鳴が静かな店内に響いた。 「きつすぎるよ…」 「肘を折って、ケツを上げろ」  傲慢な口調に先ほどまでの躊躇いはない。気おされ言葉に従った彼はすぐにその理由を思い知る。 「や……中に入ってくるっ……孕んじゃう」  ボールがその重みでゆっくりと体内奥に下がってくるのだ。 「キューはボールを突くもんなんだろ」  嗄れた声の通告の後、熱を持った男のキューが9番ボールを強く突き入れた。 「あっも……」  職場の備品であり本来神聖であるビリヤード台の上で果てることはさすがに耐えられなかったのだろう、ベストに挿していたポケットチーフを自身にあてがい握りしめて彼は果てる。  淫乱でモラルなどないような行為を好むくせに、彼は妙に清潔なところがあった。  崩れ折れた体を帰し仰向いて荒い息を整えた後ゆっくりと体を起こした。 「もっと簡単に挿ると思ってた」  濡れたポケットチーフを床に投げ膝を立てて開脚した。 「こんなに奥まで挿れるなんてひどいよ、ここまで来てる」  恨めし気に上目遣いで男をにらみ、その手を自分の下腹に導いた。 「パパですよ~」  小さく丸いコリコリとした感覚に男は苦笑した。  彼の奥にボールを突きいれる度に、妊婦との行為はこんなものだろうかと頭の片隅で考えていたからだ。  と、掌の中のボールがゆっくりと下り始めた。挿れた時と同様、体を起こしたことでその重みが今度は外に向かわせているのだ。 「あぁぁ、もう駄目、我慢できない。産まれるぅぅぅ」  重ねて腹を撫ぜていた彼の手が男のそれを握り締めた。体を起こしている間、ずっと落ちないように締め付け堪えていたのだろう。その限界がやってきたのだ。  先ほど狼藉されたばかりの秘華か開脚された中心で健気に綻ぶ。  いわば排泄を見られるも同然の羞恥が淫らな性嗜好を持つ彼の官能を鋭く刺激した。  あられもなく陰茎を立ち上がらせ、見ないでと言いながらさらに脚を大きく開き腰を浮かす。 「おおっ、見えてきた、産まれるぞ」  男の放ったものが発露のように滴り羅紗に小さな染みをつけた。 「ああっうっ産まれる」  甲高く一声叫ぶ中、開かれた脚に力が籠り腰が引き絞られた。  硬く強い音が鳴り響いた。腹圧で押し出された9番ボールがビリヤード台に落とされたのだ。  白濁にまみれたそれはその勢いのまま転がり小気味のいい音を立てて見事に対面のポケットに落ちたのだった。  おしまい。(DMで送りつけられましたw)

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