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貴方がもっと、最低な人間なら良かったのに

薄暗い室内に響く自分の女のような高い声。 「浮気なんかするから···!」 いつもより乱暴なセックスはこの男の心の叫び。 その苦しそうな表情に、体の痛みとは裏腹にクスッと笑いが溢れた。 「くそっ、貴方がもっと最低な人間なら良かったのに···」 キスと共に呟かれた言葉にひどく満たされた。

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