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恵果 1

私は、喉をめいいっぱい突き上げて空気を肺へと吸い込む。 卑猥とも取れる音は幾度と無く私を責め立てる。 「恵果、恵果」そう、私に声を掛ける男は、もう妻を持つ男で私はそんな男に身体を開いている。 甘い声がどんどん飛び出し快楽に飲まれるしか、私の気持ちの行き場は無いのだ。 「んっ、あぁ...」

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