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恵果 6

後ろで興奮を高める男とに、やんわりと手を伸して押し退ける「恵果?」不思議なのだろう。私は滅多に逆らわないのだから。 「あちらの茂みにお客様です」そう伝えれば男はチッと舌を打って私から離れていく。 こんな、軒下であのような純粋な若者に見せていいものではない「朝陽さん」 彼の名を呼んだ

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