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恵果 14
大学時代に付き合い出し、今も身体を繋げるあの人を思い出した。
好きだった...そしていつまでも一緒にいられると信じていた。
けれどそんな思いは打ち砕かれ、結婚をしても彼は私を求める。
それに一度流されてしまえばもう、戻る道を無くしてしまった。
朝陽さん、貴方が思う程私は綺麗ではない。
気が狂う程の快楽に身を委ねている時だけ私は、救われた。
だから、沢山の人に求められれば拒めないのだ。
なのに、今目の前の明らかに子供だった彼が真っ直ぐ私を射抜くから、恐ろしかった。
体を浮かせて逃げようとしているのに、彼...朝陽さんは私に抱かれる理由を聞くというのか。
「怖いんです」
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