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朝陽 25

頼りなく、震える掌が僕の手に添えられていた。 「そんな…謝らないでください」 謝らなければならないのは感情をぶつけてしまった僕の方かもしれないのに。 暖かい手に、恵果さんのやさしさに甘えてしまいそうになる。

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