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朝陽 40

ずっと恋い焦がれていた人が今僕の下で息をし、その肌を朱く染めている。 わざと音を立てながら舌先で耳穴を穿ってゆくと一際高い声が上がった。 「僕以外の人にそんな声を聞かせないで下さいね」 唇を重ね咥内を探りながら、耳元から顎に向かう輪郭を記憶するように指で触れた。 空いている方の手で薄く筋肉の付いた胸を愛撫する。胸の突起に微かに触れながら掌をまわすとその下の躰が小さく震えた。 恵果さんは何か言いたげに眉根を寄せて口を開こうとするけれど、言葉は全て僕の舌で絡め取るから黙って僕を感じてください。

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