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朝陽 43

子どものように首を振りながら、今度は懇願するような目で僕を見る。 先刻帰った男が触れた箇所だと言って一番弱い部位をさらけ出し、そんな表情を見せられたら、あなたを滅茶苦茶にしたくなる。 とろりとした粘液を指先にまとわせて舐る様に擦り付けてゆく。あと少し力を入れればバランスの崩れる所まで中心を押すと、耐えきれない様に緩んだ唇から声が漏れた。 同時に手の力が緩んだのか脚が下がってくる。 「よく見えるように、ちゃんと……開いていて…下さい」

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