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恵果 56
押し込まれた欲望に体にビリビリと快楽とも痛みとも言える衝撃が走る。
「やめっ!ああぁぁ!」
まだ、解け切ってない場所は荒々しく挿り込んだ彼を強く締め付けながらも受け入れてしまう。
「あぁ...も、やめて」
嫌われたくない、でも貴方はもう私の手の中では死んでしまうのです。
「も、許して」
泣くつもりなどなかったのに、自分があの人に向ける想いが悲しいと揺すられながら涙を零した。
彼が欲を吐き出し、ずるりと出ていくと私はキツく睨み付けた。
「貴方も、所詮一緒です...気が済んだでしょ?帰って下さい」
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