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第158話 (正和視点)
両手を俺の背中に回して、トロンとした顔で見上げてくる。瞳からはポロポロと涙を零して、哀願してくる純の姿は凄く可愛い。
「おれ、女じゃ……こんな格好、してるけど女じゃ……っ」
「ふーん? 女装して気持ち良くなっちゃう変態なんだ?」
「ごめ、なさい……も、やだぁ」
意地悪く言ってみても、反抗してくる気はもうないらしく、首を左右に振って甘えるような声音で泣きついた。与えられる刺激にただただ喘ぎながら涙を零し、抵抗もせず必死に耐えている。
本当は行為が終わるまでリングを外してあげる気はなかったけれど、ここまでしおらしい姿を見せられては参ってしまう。
(純には甘いよな、本当)
軽く溜め息をつくと純が怯えたように体をビクッと揺らした。
「……許して欲しかったら、自分で入れてごらん」
指を引き抜いて純を机から下ろす。よろける純の腰を両手で支えてやりながら椅子に腰かけた。
支えていた手を離し、ズボンと下着を軽く下ろす。
借りてきた衣装が汚れないようにゴムをつけて見上げると、純は困惑して泣きそうな表情を浮かべていた。
「おいで」
優しく純の手を引いて俺の上に跨がらせる。スカートが揺れて、艶めかしい脚が覗き、思わず胸がドキリと跳ねた。
「っ……やだ、ごめんなさい……外して、ください」
ポロポロと涙を零して謝りながら語尾が小さくなっていく純。きっと俺が怒っていると勘違いしているのだろう。
(凄く可愛い)
「自分で入れて動いてごらん。ちゃんとできたら外してあげるよ」
優しく言いながら背中を撫でてやると少し落ち着いたのか、しゃくりあげて泣いていた声が小さくなる。
「正和さん……」
「やってごらん」
スカートを捲ると、恥ずかしそうに顔を赤く染めて眉尻を下げた。そんな純の太ももを舐めるように撫でながら、純の動きを待つ。顔を真っ赤にして僅かに震えている小さな体が可愛くて、俺の理性も限界に近い。
躊躇っていた純はそろそろと左手を俺の肩に回して、右手で俺の屹立を掴み、蕾にピタリと押し当てた。そのまま右手も俺の首に回して、ゆっくり腰を落としていく。
「っ……ん、はぁ」
自分で入れる時はどうしても力が入ってしまうのか、中がキュッと締まって苦しそうな吐息を零す純。艶を含んだ表情に俺の中心は更に昂り、純の顔が苦痛に歪んだ。
純はそのままゆっくりと腰を下ろすと、少しの間、俺の胸にもたれ掛かって荒い呼吸を繰り返す。上下する背中を撫でながら、動く気配のない純を下から軽く突いてやると甘い吐息を零して、ゆっくりと動き始める。
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