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シャワールーム
部屋に帰りついたましろは、興奮も醒めぬうちにシャワールームへと飛び込んだ。
熱い水が全身を濡らす。
未だに消えない生々しい情事の光景を振り払うために全身を洗ってもなかなか熱はひかない。
それどころか微かに反応を見せている自身のモノにましろは半ばパニックになった。
「わぁ! ど、どうして?」
小ぶりの性器がほんのちょっと頭をもたげている。
皮に包まっている先端が赤い果実のようにぷくりと顔をだし、背徳的な欲情を掻き立てていた。
恐る恐るとそこへ手を伸ばして触れてみる。
「っあう」
生まれてこの方、最低限の知識はあっても、経験はないましろだ。微かな刺激だけで稲妻に打たれたかのように感じてしまう。
そもそも知識の全ては、どうやって昴琉を受け入れるのかという偏ったもので、同年代の者達と比べればましろの知る知識など些末なものだろう。
「ぁ……んっ」
方手のひらに軽々と収まってしまう性器をぎこちない手つきで握り込む。
どうしたらこの熱から解放されるのか知らないましろが、右往左往としていた時だった。
磨りガラスで出来たシャワールームの扉が開け放たれる。
ビクリと驚いて身を丸めたましろの目の前に立っていたのは、ルームメイトである鹿賀だった。
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