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「母さん。明日会いに行ってくる」 「え?藍瑠くん見つかったの?」 「佐藤の話が本当なら。ねぇ。藍が体を売る仕事してるとしても…受け入れてくれる?」 「…蒼が選ぶのであれば俺は反対しねぇよ。うまく行くといいな」 「うん。ありがとう」 「蒼、明日は何時に出るの?送るよ」 「朝イチの飛行機で九州に向かうよ」 「あぁ。んなら俺が送るよ。身重のさなえに無理させたくないからねぇ」 「もう…茜…まだ蒼に言ってなかったのに…」 「は?身重?」 「うん。」 「体大丈夫なの?」 「平気だよ。ありがとう」 今回七人目だ。俺が一番上で1つ下に妹。妹の2つ下が双子。それから少し空いて6つ下に弟。それから4つ下に弟。 「んで今回はどっち?」 「ん?えっとねぇまだわかんないけど…また双子っぽい」 「へ?」 「えへっ…」 「親父…」 「だってぇさなえ可愛いからさぁ。ついね?あとはお祖母ちゃんが喜ぶし。さなえが大丈夫ならまだ後五人くらい欲しい」 「茜…流石にそこまでは無理かな…いくつだと思ってんの?」 「ん?さなえは永遠の20歳だよねぇ?」 「は?」 「やっぱり…気持ち悪い?44でまた妊娠…とか…」 「は?何で?」 「今時の子はそういうの…気にする…でしょ?」 「生徒に何か言われたの?」 「ん…告白してきた子に…」 「それはそいつの嫉妬でしょ?」 「でもさ…」 「母さんは気持ち悪いと思うの?」 「思わない…」 「ならいいじゃん。気にすることない。俺らだって気持ち悪いなんて思わないし。そんなこと言ったら…親父拗ねるぞ…ほら…」 ソファーで体育座りしながらぶつぶつとじめっとした空気を出す親父にため息が零れる 「あれ…どうかして…母さんじゃないとダメでしょ?」 「もう…茜は…あーかーねー!!」 「さなえぇ…また告白されたの?」 「は?そっち?」 「だって気持ち悪いわけないじゃん!愛の結晶でしょ?なのになのに告白してきた不届きものに言われて悩んじゃうなんて…俺の愛伝わってない?」 「ばぁか。俺は茜だけだし茜意外に絆されないよぉ!もう…」 いちゃつく二人に背を向け自室へ戻る。 「あんな風に…俺も…藍と…なりたいな…藍…俺を選んで…」 明日も早い。いつもより早めにベッドに入る。 ゆっくり目を閉じた。藍が会ってくれますように…そう願いながら…

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