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翌日から地獄が始まる。
誰よりも大切な緋色の目の前で他の男に抱かれ乱れ狂う。
始めはただ苦しいだけの行為も時がたつにつれ快感を拾うようになった俺の体。
心とは裏腹に体は本能のまま男の欲望を欲した。
緋色が見ている。それだけで体は言うことを聞いてくれない…
「あっ…あぁ…んん…」
「エッロい顔するね。たまんねぇ。ほら緋色。見ろよ。萌葱の顔。好きでもない男に抱かれてんのにトロトロ…女より女だよな」
「やめてよ…もう十分でしょ?俺が悪いなら俺を…」
「えぇ?そんなの面白くないでしょ。萌葱だからいいんじゃんか」
「ねぇ…やめてよ…」
「また萌葱にぶちこみたいの?そんなに固くして」
「…っ…」
「…何?その顔。図星?でも今日はさせてやんない。その代わり他のあげる。ほらぁ。緑。楽しませてあげなよ」
「はぁ?何で俺が」
「え?興味ない?緋色が他のやつ犯してる姿みて萌葱がどうなるのか」
「俺に掘られろと?勘弁してよ。流石に嫌だわっていうかそれって逆効果じゃねぇ?緋色の罪悪感薄れちゃうでしょ?」
「まぁそれもそっか。ならやっぱ萌葱を可愛がらねぇとな。ん…っ…そろそろ…んんっ…」
「いった?次俺の番?」
「おう。お待たせ。んじゃ俺は教室戻るわ」
「お疲れ。」
トマリが立ち去ったあと残った数人。
「萌葱。人気モデルがこんなになって…滑稽だな」
「緑…お前…あっ!」
「さっきまで他の男を加えてたのに貪欲ですねぇ。萌葱くん。俺の離したくないってぎゅうぎゅう締めてきますよ」
「うっ…あっ…やめ…っんん…」
「ただのオナホだな」
緑は何度も欲を吐き出した。緑が終わって他のやつらもすべて加え混み終わると体がきつい。でも今は昼休み。授業はサボれない。
相変わらず拘束された緋色を解放し支えられながら教室に戻った。始業開始ギリギリに席に着いた俺たちを緑が睨むように見ていた
緑の隣を通ると緑はニヤリと笑い俺の腰から尻のラインを厭らしく触った
「あっ…」
「萌葱…大丈夫?」
「ん…ごめん。何でもない。大丈夫」
緋色にはこれ以上心配させたくない…必死で取り繕い緑を睨み付ける。
それでも緑のわざとらしい笑いは絶えなかった
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