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何だろう?この感覚

蓮華の家をあとにした俺は今茜の家にいる 「茜。それ取って」 二人で並んで料理してる。男二人がならんでも結構余裕がある。 「お前さ料理しないのにこんな広いキッチンって意味なかったんじゃ?」 「ん?でも今さなえとこうやって一緒にここ立ってるから結果オーライ?」 「まぁな…てか俺の部屋より広いし…部屋数も多いし」 「そうなの?」 「ん…葵さん大丈夫なの?ここ家賃高いだろ…?」 「ん。父さんの残したものが結構あったからね。もう少し落ち着いたら俺自身もバイトしようと思ってるし」 「そっか。バイトかぁ、俺もやろうかな」 「なんなら同じとこにしない?」 「ん~…それはやめとく。お前と一緒だと何かね…」 「なにそれ。俺はお前と一緒にいられるだけいたいのに」 「ガキじゃあるまいし…」 「ん~だって俺はお前と片時も離れたくないんだもん」 「もんって…可愛くねぇよ。そんな成りで言われたって」 「えへっ」 肘で茜を小突く…あれ?茜ってこんなに子供っぽく笑うやつだったっけ?何か…可愛い…いやいやいや…ないない…気のせい気のせい 「さなえ?何一人で百面相してるの…可愛いなぁ…」 「可愛くない…可愛いって言われたって嬉しくない…」 「なんでぇ?可愛いのに…」 「もう!うっさい!!黙れ」 「はぁい…」 「ほら。これ持ってって」 「ん」 動き回る俺を茜が後ろからじっと見つめ続けてるなんて気づきもしなかった

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