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禁止令から3日…
暖かいな…
俺は夢の中1人とても暖かい空間にいた…
ふわふわ…ふわふわ…気持ちいい…
目の前が急に開けたと思ったら目の前を去っていく人影…
伸ばしても伸ばしても俺の手は届かない…
行かないで…1人にしないで…
茜…
「さなえ…さなえ…」
怖い怖い…
「さなえ!起きて!」
「ん、っ…あ…あ…」
「ねぇ?大丈夫?悪い夢でも見た?」
「ん…あ…か…ね…っ…」
「ん?大丈夫…大丈夫だよ…」
「うえっ…んっ…」
わからない何か恐怖がやっと遠退いていって…
茜の鼓動が心地よくて…
「落ち着いた?」
「ん…ごめん…」
こんなこと今までなかったのに…何で?…
「ん?茜?何でここにいる…んんっ?」
「あはっ」
何故か全裸にされた自分の姿に驚く
「ちょっと!何してるの?」
「ん~…夜這?」
「はぁ?ちょっと!待って」
「でも…よかった…さなえを一人で泣かせないで済んだ…夜這してみるもんだ…」
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