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真夏のあつあつえっち編 ⑧

「ぁ、う……ひ、ぁっ、あぁ」  アイスで濡れた指がぐちゅりと中に入ってくると、純は眉を顰めて下唇を噛んだ。普段正和を受け入れているそこは、指一本くらいなら滑るように入る。  けれど、尿道にプラグが入っているせいで敏感になっている体は、いつも以上に感じてしまい辛かった。  純が彼の腕をきゅうっと掴んで涙をぽろぽろ零せば、絆されたのか正和の顔から一瞬だけ意地悪な笑みが消える。 「力抜いてごらん。力んでもつらいだけだよ」 「っく、ぁ……はあっ……はぁ、あぁあっ」  言われた通り、ゆっくり息を吐いて力を抜いたのに。二本の指が一気に入ってきて、純は目を見開いた。まるでタイミングを見計らっていたかのような彼の動きに、純は弱った瞳で正和のことを睨みつける。  再び彼の腕に爪を立てて、イヤイヤと首を左右に振るが、中を拡げるように指を開かれてしまったら抵抗どころではない。内股を震わせて蕾をきゅうきゅう収縮させて、つま先をピンッと張った。 「あっ、い、く、っ……出し、たい」 「だーめ。ほら、力抜いて」 「ぅ、あ……も、むりっ、あっ、あっ、あっ~~!」  指を抜き差しされて腰がびくびく震える。強すぎる快感は次第に痛みへ変わり、視界に閃光が走る。自分がどこにいるのかさえ分からなくなって、(たが)がはずれたように喘ぎ声が大きくなった。  いつの間にか指は三本入っていて、肉環(にくわ)をこじ開けるように内壁を厭らしく擦っていく。 「じゅーん」  甘い声で囁かれれば、彼の声音が全身を愛撫して腰骨の奥がぞくりと震える。何も考えられなくなって、縋るように彼の背中に腕を回せば、蕾に彼の屹立したものが押し当てられた。 「いれるよ」 「ぁっ、あっ、ああん……っ」  脚を抱えられて、ずぷん、と彼の熱塊が挿入ってくる。無遠慮に最奥まで捩じ込まれると、お互いの肌がより密着して体温が溶け合った。 「ふ、ぁ……あっ、奥、だめ……いきたいっ、いかせて……っ」 「もう少し頑張ろうね」 「あうう、おねがいっ、なんでも、するっからぁ、とってっ……ちんちんの、とって」 「何でも?」

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