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ホットミルクに蜂蜜 12話
ちひろさんに見られる前に………………って、あれ?僕って何も着てない?
顔を横向きにした時に床に落ちているバスローブが視界に入った。
バスローブは2枚落ちている。
ええっ!!!
碧はようやく裸で西島と抱き合っていると気付いた。
えっ?えっ?
やばい……隠すものない!
碧がモゾモゾと下で動き始めたから西島は彼が感じているのかと興奮した。
でも、直ぐに何か違うとかんじとり、
「碧?」
身体を少し起した。
身体が少し離れたものだから碧は慌てる。
見られちゃう!
両手で勃起した自分のモノを隠すとソファーの背もたれの方に身体を向ける。
少しでも、隠す為に。
「碧………どうした?」
肩を掴む西島。
「や、だめ!みちゃ……だめ!」
耳まで赤くした碧は恥ずかしさで死ねそうだった。
何を?
西島は碧の手がどこにあるのかを見て、なんとなく理解した。
「碧、何をみちゃダメなんだ?」
理解したくせに聞く西島。
可愛くて意地悪をしているのだ。
碧は恥ずかしさで何も答えない。
「碧、こっちを向いて」
「や、やです!」
「どうして?俺が碧のおっぱい舐めたりしたから?気持ち良くなかった?」
「ち、違います!」
気持ち良かったんです!気持ち良すぎて僕の…………
「碧」
西島は碧の名前を呼び、頬にキスをする。
ピクんと反応した碧の肩をぐっと掴み、仰向けにした。
「や、だめ!だめなの!」
碧は顔が真っ赤。
目は涙目。
どんだけ?
まったく………本当に可愛い!
西島は碧の頭を撫で、
「隠さなくてもいいよ。碧が俺を感じてくれている証拠なんだから」
そう言った。
う、うわーん!ちひろさん、気付いてたんだ!
碧は自分が勃起している事がバレている事に泣きなくなった。
「ぼ、ぼく………あの、」
「手をどけて、もっと気持ちいい事してあげるから」
「や、でも……」
碧は首を振る。
だって、恥ずかしい。
「言う事利かないなら無理矢理退かすよ?」
西島は碧の手を掴む。
「や、やだ!ちひろさんも!………ちひろさんも脱がなきゃいやだ!」
思わず叫んでしまった碧。
あれ?僕、いま………何を言った?
動揺しているから変な事を口走ったような?
ちひろさんも脱いで………まさかの言葉!
確かに自分は下着をつけている。
まあ、不公平だよな!
西島は納得。……っというより脱げば碧の手を退かせる事が出きる事を密かに期待。
「わかった」
へ?
西島の返事に驚く碧。
目の前で西島が下着を脱いだ。
…………………!!!
ち、ちひろさん…………………………………………………………………………おっきい。
碧の目の前に現れた西島の男性シンボルはとても立派でしかも、大きく膨張している。
ちひろさんもおちんちん……勃ってる。
じーっと目を離せない碧。
その視線をバリバリ感じる西島。
「あ、あんまり見るなよ」
照れるじゃないか!
「ちひろさんも………」
勃っているとはハッキリとは言えない。
「当たり前だろ?好きな子が裸でいるんだし、キスしたり身体を触れたら勃つよ」
好きな子が………
その言葉がキュンと胸に矢を放った。
「ぼ、ぼくも、スキな人の裸とか……キスとかされて、あの………」
手を退かそうとしたが西島が慌てたように碧の顔を上に上げた。
えっ?なに?
何が起こったか分からない碧。
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