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ホットミルクに蜂蜜 13話
「そのまま!」
西島はそう言うと急いで側にあったティッシュを手にした。
碧の顔にあて、
「ごめん、興奮させ過ぎた」
謝る西島を見て、また自分が鼻血を出したんだと気付いた。
うう、また…………
僕って、僕って、…………物凄くバカ?
うわーん、泣きたい!
ちひろさんの身体みて鼻血とか…………
ごめんなさいちひろさん。
◆◆◆◆◆◆◆
「ごめんなさい」
しょんぼりして謝る碧。
鼻血はようやく止まり、ソファーに横になっている。
「俺もごめん、碧を興奮させ過ぎた」
西島は碧の髪を撫でた。
「いつも、僕、ちひろさんに迷惑ばかり……」
かーなーり、へこむ!
それに………
碧がへこむ理由はもうひとつ。
エッチな事の途中で、お預け状態な事。
碧もだけど西島も勃起していて、男がその後どうするかくらい男の子を18年もやってきたので分かる。
辛い事も。
鼻血ショックで碧のは萎えていたが、西島は?
なんて気になるのだ。
でも、今見たらまた鼻血出そうなので見ない。
西島は碧にバスローブをかけてくれていて、彼もとっくに下着はつけている。
西島も碧の鼻血で心配のあまり萎えてはいた。
しょんぼりする碧が可愛い!
それに碧の裸を見れて、乳首吸えただけで満足だった事は碧は知らない。
「もう、寝よう」
西島は碧を抱き上げた。
「歩けます!」
抱き上げられて、そう言うが西島が下ろしてくれるわけがない。
ベッドへと下ろされた。
「ちひろさん、僕……あの、」
続きしてもいいですよ。そう言うつりもだった。
「もういいよ。明日も仕事だし寝よう」
西島も碧の隣へとシーツの中に入ってきてそう返す。
碧を寝かしつけるようにお腹辺りを軽くポンポンと。
「僕、明日…お詫びにご飯作ります。」
西島に視線を向けて可愛い事を言う碧。
お詫び……その言葉で西島は、ふと、もっと可愛い碧をみたくなり、
「いや、明日は俺が作るよ。……でも、碧にはちゃんとお仕置きもあるからな」
とニヤリと笑ってみせた。
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