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ホットミルクに蜂蜜 22話

手を上に上げれば丈も上がる。 丈が上がれば可愛いお尻がチラリと顔を出す。 シャツの丈がお尻に当たるのに気付いた碧。 「あっ、」 慌てて後ろの丈を押えた。 僕、下着穿いてない!お尻見えちゃう! 西島が見てないかを確認するように振り向く。 西島は碧の方を見てニヤリッと笑った。 お尻見られた! 見られた事を意識してしまうと、顔が熱い。 「ぱ、パンツをはきたいです」 このままじゃ、気が散って洗えない。 「だめー!それじゃあ、お仕置きにならない」 ニコッと笑う西島をみて、 お仕置きってコレーっ!!! パンツを脱がされた理由がようやく解った。 「ち、ちひろさんのえっち……」 恥ずかしくて顔は更に熱い。 「えっちだよ?俺も男だし………碧の可愛いとこみたい」 ううっ、そんな素敵笑顔で言うの辞めてください! 怒れない。 西島の笑顔は可愛い。悪戯っ子みたいだった。 「ほら、食器を洗って」 西島はお仕置きだろ?と付け加えた。 仕方なく洗いものを始めるがお尻が気になる。 ううっ、ちひろさんのばかあ…… 恥ずかしいよう。 ◆◆◆◆ 恥じらう碧が可愛い。 下着を脱がせたのは変態じみているかな?と自分でも思ったが可愛い碧を見れて正解だ!なんて自己満足。 もう、変態のレッテル貼られてもいい! ちひろさんのえっち…… 真っ赤な顔で拗ねた表情。 碧とこの部屋で過ごして、毎回違った彼を見れる。 どんな表情も可愛くて愛しいと思う。 そして、 シャツの下からチラチラと見えるお尻がたまんない。 全部見えない所がまたいいのなんのって! ……………って、俺、マジでド変態。 たまに押える仕草を動画に撮りたい! でも、変態に輪をかけちゃうようで、我慢。 うーん、あまりイジメるのもなあ。嫌われるかも知れないしなあ。 西島は碧に近づくと、 「はい。お仕置きおしまい」 後ろからぎゅっと抱きしめた。 おしまいと言われ、抱きしめられた碧はホッとした顔で、 「もう、お仕置きいいんですか?」 聞いてくる。 「いいよ」 「ピーマンの肉詰めかと思ってました」 「そっちが良かった?」 「や、やです!まだこっちが」 「こっちが?」 わざと聞き返す西島。もっと、もっと、碧の可愛い表情がみたい。 「だって、ちひろさんに見つめられるから………は、恥ずかしいけど、こっちがいいです」 思いがけない言葉と真っ赤な顔。 くそ! 碧ー! キスしたくなるじゃないか! 抱きたくなるじゃないか! 西島は碧を自分の方に向けると、キスをした。

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