不思議だ…… 唇を重ねると甘い。 西島は碧にキスをしながら、そう考えていた。 背中に碧の両手が回る。 少し背伸びをしてキスを受け入れてくれる碧が愛しい。 西島も碧を抱きしめる。 腰を抱きしめると折れそうなくらい細くて、シャツの上からでもラインが嫌というほどに伝わり、気が変になりそうだ。 腰から下へと出を這わすと、碧がピクんと身体を反応させた。 シャツの上からお尻へと手を伸ばす。 やわらかい………プニプニとしたお尻。 軽くプニゅっと掴むと、キスをしている唇の端から甘い声が漏れる。 子供みたいなのに、ちゃんと色気があってキスをした時は凄くエロさを感じる碧。 たまんない！ 西島はさらにお尻をプニプニと触る。 やあ……んっ、ちひろさん…… おしり……僕のおしりを触ってる。 恥ずかしいなあ。 でも、嬉しい。 僕をもっと触って！もっと愛してください！ くそっ、やばい！ 碧が抵抗しない！ 嫌がるかな？って思ったのに俺に手を回して、しかも感じているかのように淫らな声が漏れている。 このままじゃ……… 西島はキスを止めると碧を抱き上げた。 「ち、ちひろさん？」 びっくりしたような顔。 「碧、お風呂入ろう」 「は、はい……」 さっきよりも赤い顔で頷く碧。 お風呂……… 碧は行為の前にはお風呂に入るからな。と斉藤に聞いていたので、頭の中はその事でいっぱい。 僕はちひろさんとエッチするんだ！ こ、怖い……… 痛くないって斉藤くんは言ってたけど、本当はちょっと怖い。