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気持ちいい事しません?11話
◆◆◆◆
シーツの中でモソモソと動くものだから、諭吉はどうにも気になる。
中でモソモソして何をしているか分かってはいるのだが姿勢を低くしてお尻をフリフリしてしまう。
シーツの中では碧と西島がイチャついていた。
シャツなんて着る必要はあったのか?なんて疑問に思うくらいにシーツの中に入ると直ぐにボタンを外された。
前をはだけさせ、乳首に吸い付く。
「んんっ、」
甘い吐息を吐きながら碧は西島の頭を抱き込む。
乳首を吸ったり舐めたりを繰り返される。
そして、手は碧の可愛いおちんちんを掴み、上下に動かさせる。
今日、何度いったかわからない。
キッチンでセックスして、お風呂場でも当然のごとくセックスして、今はベッドの上。
あんなに愛し合ってもまだ、足りない。
碧はまだ、18歳と若いし、西島だって若い。そんな若い2人がやる事は1つ。なんせ、体力も余っている。
「あっ、ちひろさ……いくっ、」
おちんちんを弄られた碧がそう言い放った瞬間、ドスン!!!と何かが勢い良く飛び乗ってきた。
「きゃあ!!」
「わぁー!!」
シーツの中では2人がプチパニックで、2人して顔を出し勢い良く飛び乗って来たモノの名前を呼ぶ。
「諭吉!!!」
2人の声はハモる。
「お前、邪魔ばかりして、なに?」
イチャイチャを邪魔された西島は少し怒っているようだ。
「いや、腹減った……っていうか、何時か知っとーや?」
諭吉に言われて時計を見る。
「ち、ちひろさん!」
「碧!!」
時計の針は6時半。
目が覚めたのが5時だった西島は少しだけ……と思って碧の唇にキスをして、シャツの上から触っていたら彼が目を覚ましたのだ。
それで、つい……イチャイチャとしてしまった。
「碧、先にお風呂に行きなさい、俺は朝食作るから」
「僕も手伝います!」
「いや……碧は……イかせてしまったから」
西島の言葉で、自分の精子が身体についている事に気付いた。
「シャツはシーツと一緒に洗濯機に入れていいから。帰ってきて洗う」
「は、はい!」
碧は西島と一緒にベッドを降りるとシーツを持ち風呂場へ。
西島は慌ててキッチンへ。
自分達のご飯の前に諭吉専用の容器にマグロを入れた。
「なんや?どげんした?朝からマグロくれるとは?心ば入れ替えたとな?偉いばい!!」
諭吉はマグロにかぶりつく。
諭吉に時間を教えて貰っていなかったら大変だった。
なので、お礼のつもりだったのだが、心入れ替えたか?とか本当に失礼だよな!!
手際良く自分達の朝食とお弁当を作る西島。
◆◆◆◆
「トオル、起きて」
身体を揺すぶられ神林は目を開けた。
「遅刻するよ?」
此上の優しい笑顔が視界に入ってきた。
「おはようございます」
神林は起き上がり、腰のダルさを感じた。
「シャワー浴びておいで、朝食作ったから」
此上にくしゃくしゃと髪を撫でなれる。
「元気ですね……」
自分は少しダルいのに此上は元気そうに見えた。
「ん?昨夜の沢山やれたからね」
フフと笑う此上。
ベッドから降りてシャワーを浴びようと立ち上がるが、足がもつれる。
側にいた此上に支えされた。
「抱っこしてあげようか?」
ニヤニヤされる。
断る事も出来るけれど、自分をこんな風にだるくさせたのは此上だ。
「抱っこしてくださいよ!!」
と、何故か強気で言ってしまったのであった。
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