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恋人暴露

家に帰ってすぐ言おうと思ったが父がまだ帰っていないのでやめた。 そして夕食。この時間ならいるが姉以外家族全員揃ってしまったためこれはこれで言いづらい。が、これを逃してしまえばタイミングが見つからない。 意を決して私は話した。 「パパ、ママ」 「なに?」 「どうかした?」 「あのね…………私、付き合ってる人がいるの」 言い切ったわ……! でも問題はここから。なんて返ってくるかわからない。 「それは……男か?」 「えっ……」 なんでわかるの?え、ちょっと?んん?パパンエスパー? 「あ、いやーそのー、紅葉は……あの、女っぽく育っちゃったから……恋愛対象も、男……なのかと……」 あぁ、そういうこと。でもどう育ったかは関係ないと思うのよね別に。 「で、紅葉どっちなの?私は別にどっちでもいいと思うけど気になるから言って?」 母が喋った。 ちゃんと言わないと……。怒る気はないらしいから大丈夫でしょう。 私は深呼吸をして口を開く。 「相手は……男よ」 「そう」 「紅葉が選んだ人なら文句は言わない。が、その人に会いたい」 「えぇ……それはいつ?」 「明日は仕事があるから明後日……かな」 「明後日……とりあえず聞いてくるわね」 私はスマホを持ってリビングを出る。しかし、そのこで「あ」と思い出す。 明日のこと言ってないわ……。 出てきたばかりのリビングに戻る。 「あのさ、明日その付き合ってる人とデート……したいんだけど行っていい?」 「私は全然いいわよ。パパ次第かな」 「俺は…………健全なものなら、構わん」 「健……全?まぁわかったわ。ありがとう」 そのままリビングを出て今度こそ部屋に向かう。

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