2 / 17

No. 01

「こんな事したら、お前のナイトがすっ飛んで来るんじゃないか?」 「うるせえ、黙ってろ」 「はいはい、プリンセス」 ベッド上で仰向けになったその太腿に、服の上からそっと触れる。使い込まれたそこには程よく着いた大腿四頭筋。 ぐっと力を入れて揉んでやれば、くぐもった呻き声が聞こえる。 「ここか?」 「ん、もうちょい下…」 「ああ、この辺?」 すっと掌を滑らせて再び力を込めたその瞬間、医務室のドアが勢いよく開いた。

ともだちにシェアしよう!