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No. 09

台所で喉の渇きを潤して寝室に戻る。柔らかいガーゼケットからしなやかな足が顔をだしていた。たったそれだけのことで、また喉の渇きがぶり返す。 快感をつま先まで飛ばした時、足の指がピンと伸びバレエダンサーのような美しいラインになる。 絶頂が近い時、熱い瞳とともに太ももが硬直して僕の身体に強く巻き付く。 手、指、瞳、唇、首筋、鎖骨……キリがない。 罪作りな君という存在に溺れる為に、僕はベッドに潜りこんだ。

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