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第4話

蒼斗は朝ごはんを用意してくれた後、大学へ行ってしまった。 「はぁー。」 部屋の掃除をしつつも、こぼれるのはため息ばかりだ。 発情期の重い自分にイライラする。 今は蒼斗との行為のおかげで大分落ち着いてはいるが、夕方にはきっと動けなくなってしまう。 「蒼斗早く帰ってこないかな…。」 やることも特になくなり、暇つぶしにと大学のテキストを開いた。 早く蒼斗と一緒に大学に行きたい…。 前回の発情期をきっかけに、晴人は休学を決めたのだ。 少なからず、その責任を蒼斗が感じているようだった。 "ドクン" 「ひっ」 また発情が再開したようだ。 晴人はラグに寝そべり、必死に自身を慰めていた。 しかし、己の手だけでは発情期の身体を鎮めることは困難だった。

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