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つながる身体_3

 指が乳首をかすめ、その瞬間、ピリッとしたものが身体を突き抜けた。  それに神野も気が付いたか、 「悟郎はここ、感じるんだな」  と指で摘まみ動かした。 「やめろ、感じてねぇしっ」  動かされるたびに甘く身体が痺れて、キスをされた時のように頭ン中が蕩けてしまいそうになる。  でも俺は女じゃねぇ。胸を弄られて気持ちいいとか、ありえない。 「男だって感じる人はいるよ」  まるで俺の心を読んだかのように神野がそう口にする。  まじか。男でも感じるものなのか。  試しにと神野の乳首をシャツ越しに摘まむ。 「え、ちょっと、痛いっ」  本当に痛そうな顔だ。俺は指を離すと、 「俺は感じないタイプってだけだよ」  とふにふにと指先で捏ね、それが気持ち良くてはぁっと息を吐く。 「気持ちいいって顔している」  口角を上げ、そう指摘する神野に、俺は眉間にシワを寄せ睨みつける。 「してねぇ」 「そう。ならやめる」  手が離れて、じんじんとした熱のみ残された。  それを耐えるように身を丸めるが、身体は神野の指を求めてしまう。  涙は止まらないし熱が収まらない。どうしたら良いのかわからなくて混乱する。 「悟郎、ちゃんと口にしないと、俺は黙って見ているだけだよ」  その言葉に目を見開き神野を見れば、腕を組みをしながら俺を見ている。 「あ、うっ」  素直に慣れないのに触れて欲しいと思っている俺。言葉より涙出る。それでも神野は触れてくれない。 「一人で続き、出来るの?」  答えられず、シーツを握りしめながら神野を見つめる。  そんな俺にため息をつき、ベッドから立ち上がった。 「あ……」  気がつけば手が、神野の服を掴んでいた。 「素直じゃないんだから」  と掴んで俺を引き寄せて、額に、頬にとキスを落とす。 「うるさい……っ」  涙でべちょべちょの顔を、手の甲で拭う。 「それに泣き虫さん」 「怖エぇんだよっ、こんな事、したことがないから」  男はもちろんのこと、女子ともした経験はない。 「え、なに、童て……」 「言うな」  しょうがないだろ、皆、怖がって逃げていくんだ。触れ合うなんて出来る筈がない。 「そっか。俺が初めての相手なんだね」  やたらと嬉しそうな表情を浮かべ、乳首を口の中へと含んで吸い上げる。

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