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32-うぃんうぃん?[初心者マークは一年着用!]1

うつぶせで腰を持ち上げられた。 「っっん」 期待を膨らませるように、窄まりの周囲をくすぐられ、子猫のように小さな声が漏れてしまう。 薄暗い室内ではちょっと大胆になれるらしい。 「んっんん……」 自然といやらしくくねってしまう腰に合わせ、自分から甘えた鼻声を出してさらなる刺激をねだった。 それに応え、真矢の長い指がローションをまとってそろりと中に分け入ってくる。 敏感な粘膜を優しくくすぐり、少しずつ奥へと潜っていく。 それだけで膝が震えた。 でも快感を与えると言うより、状態を確認するような動きだ。 なんだか、反応を観察されてるみたいで恥ずかしい。 中を探りながら、尻にキスをされ、ピチャリと舐められると、真矢の指と唇から愛情が流れ込んでくるようでクラクラする。 すぐったい快感に尻が大きく跳ねるから、オレの身体が悦んでいるのはきっと丸わかりだろう。 「真矢…もういいから……」 『もういいから』は、『早く真矢が欲しい』って意味だってことくらいわかってるはずだ。 なのに。 「こうするの、好きって言ってたよな?」 指をねじって、快感の集まりやすい場所をぐりぐりと刺激し始めた。 「………っっっ」 急にほぐす動きから快感を与える動きに変わり、驚いてぎゅっとシーツを掴んで身を縮めた。 「あれ?好きじゃなかった?」 わざとらしく真矢が聞く。 「……っっっく」 小刻みに動く真矢の指にジュクンジュクンと熱い快感が溢れる。 滑りをよくするため足されたローションが『ニチャリ』とヤラしい音を立てた。 「ん…ああぁっっ…ん…!」 「サヤちゃん、ごめん。俺、初心者だからちゃんと教えてもらえないとどうしていいかわからないんだ」 さらにオレを追い込みながら、真矢が嘘くさいセリフを吐いた。 「どこ…がっっ…初心者っ!ん…ぁっハァっあ!ん…ぁあっっ!」 一度口を開くと、喘ぎが止まらなくなってしまった。 自分の喘ぎ声にさらに煽られ、猫のように突き上げた尻をねちっこく揺すってしまうのを止められない。 真矢は反応を見ながら、強弱をつけ前立腺を押したり、背中側をクチュクチュとこすったり、様々な動きでオレを翻弄する。 「ぁ……ぁああっ……ぁ…!」 「うーん、サヤちゃん、やっぱりこんなじゃ気持ちよくなれない?」 わざとらしく言うと、指を小刻みに揺らして内壁をなでながら、脇腹をツツツ…と舐め上げてきた……。 「も…ああっん!も…や…んン…。イイから…もういいってっっっ!」 「ん?なに?」 「アふぁ…ん。真矢っっイジワル…するなよっ。っまた一人でイくっ…あぅん…イクって、もっっイヤだぁっっ!」 必死の訴えに、真矢の動きが止まった。 「え?そこまで?」 素で質問される。 「ううううう……ばかっっっ!」 思わず枕を掴んで投げつけた。 「あはっ……ごめん、ごめん」 なだめるように背後からオレを抱きしめると、ゆっくりと指を引き抜きながら、背骨にそってチュ、チュと弾むようなキスをくれた。 尾てい骨付近にキスをされ、強く舐められると、腰が跳ねて真矢の歯がぶつかってしまう。 「んぁ!……あっンンン」 けど、その痛みすら甘い快感をもたらす。 再び入口を指でなでられ、挿入への期待が高まった。 真矢のが……来る。 軽く両手で入口を広げられ………。 「真矢?」 なかなか動かないことに疑問を感じ名前を呼ぶ。 すると、すぐに真矢のモノがあてがわれた。 何だか催促したみたいで恥ずかしい。 先端が入ると角度を調整しながら少しづつ分け入ってくる。 「真矢、かなりほぐしてもらったから、そんな慎重にならなくても大丈夫だ」 「無理に入れると負担がかかる。サヤちゃんが気持ち良くなってくれないと俺も好きに動けない。お互いのためだよ」 真矢の気遣いにちょっと驚いた。 「え?じゃ、さっき入れる前にしばらく止まってたのも、そういうことなのか?」 「ああ、あれは、後ろからだとサヤちゃんのアナルとおチンチンが期待してピクピクしてるのが同時に見えるから『滅茶苦茶エロい眺めだな』と思って、見とれてた」 「んなっっっっ!ばかっばかっ!そんなこと思っても言うなよっっ!」 オレの抗議に真矢がふっと笑う。 「うん、だから言わなかったんだけど、サヤちゃんが聞くから」 「…そ…。…でも……う。もうちょっと言い方があるだろっっっっ!」 「うーん、言い方?そうだな、後ろから見ると……。ピンクに染まってテラテラと濡れたたアナルが、俺を誘うようにクパクパとウインクをしてくれて嬉しかったよ。『早くサヤを可愛がって』ってねだってるみたいだ。そして、長い足の間からサヤちゃんの雄の欲望がよだれを垂らし、震えながら揺れて………」 「いいからっっっ!言わなくていいからっっ!」 「あれ?やっぱり気にいらない?だったら……」 完全におちょくられてる。 「うう…それ以上言ったら、もう帰るぞっっ!」 「それは困るよ。『欲情に身体を熱くしたまま、一人列車に乗って、振動で俺の身体を思い出しながら甘い疼きに耐えるサヤちゃん』とか、かなり萌えるけど、このままじゃ俺のほうが治まらないから」 「…………」 普段無口なくせに、どうしてこういう事だけは、こんなに口がまわるんだ。 そして、無駄口を叩きながらも、オレの快感を引き出すゆっくりとした腰の動きは止まらない。 「サヤちゃん、機嫌なおして?」 ちゅ…ちゅ……。 身体を密着させて後ろから抱きしめ、背中に何度もキスをする。 オレが弱いってわかってて、艶のあるゆっくりとしたトーンで名前を呼ぶのが……ズルい。 キスも殊更に『チュッ』と音を立てて、そのたびに身がすくむ。

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