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楓と宮永4(※)

男二人が入るには狭い個室。 流石に入り口じゃ不味いかと引っ張りこんだそこで、獣のように楓先輩を求める。 扉に手をつき快感に堪える身体に密着し繋げた下半身を揺すれば、開いた唇から甘い声が洩れる。 「っ、あ…ンンッ!」 「はっ…あんたの中、やっぱりサイコー…」 「うっせぇ…!ンッ!!」 肩越しにキッと睨み付けられるが、目尻を赤く染め潤んだ瞳で威嚇されても可愛いだけだ。 煽るつもりなんて無いんだろうけど、この人のこんな表情は俺しか知らないんだと思うと埋め込んだ自身がさらに滾る。 「ば、かやろ…ンッ、これ以上でかくすんな…!」 「ムリ…先輩がこんなにしたんだから、ハッ、ちゃんと全部受け止めて、クッ…!」 「や、あぁぁ…!!」 ガツガツと腰を打ち付けながらシャツの中に忍ばせていた手で引き締まった身体を撫で上げる。 ゾクゾクと身体を震わせているのが堪らなく愛しくて。 たどり着いた胸の尖りをキュッと摘まめば、ビクッと仰け反りその手を掴まれた。 「やめ、今そこ触んな……ンア、あ…」 「なんで?気持ち良くない?」 「だからだよ…!うぁっ、」 硬く尖った乳首を指の腹で押し潰す。 そのまま押し込むようにクリクリと刺激したり爪で軽く引っ掻いたりしつつ耳元に囁く。 「ここ、気持ちよくてイきそうだから止めて欲しいんだ…?」 柔らかい耳朶を食めばコクコクと何度も頷く。 やっばい、抱き潰したいほど可愛い…… 腹の奥底から沸き上がる想いに突き動かされるままに、素直に認める先輩自身にも手を伸ばす。 「ぁっ、ぁっ、は、ぁ…!」 しとどに濡れた竿を強めに扱けば、掴まれていた手首に爪が立てられた。 さんざん弄り倒し、すでに一度欲を放っていたにも関わらず今にもそこは弾けそうで。ヌチュヌチュと卑猥な音が響くのと同時に後ろの締め付けが増していく。 それをゆっくり楽しむ余裕なんて全くなくて、限界まで育った俺自身を激しく抜き差しする。 グチャグチャと濡れた音とパンパンと肌がぶつかり合う音。 熱い吐息と押し殺せなかった喘ぎ。 キツい締め付けに反した柔らかい内部。 「…たっまんね…ん、、、!」 漏れた本音に合わせて、ラストスパートとばかりにピストンを加速させる。 「んぁっ、ぁっ、もう、ほんとに後で殴る…ふあぁっ…!!」 「ンッ!!」 高い喘ぎと共に仰け反る身体。 ガクガクと震えながら達する先輩に続くように、熱い中に欲を放つ。 「はっ、あ…、てめ、中…」 「ん…うん、出しちゃった。」 出しきるように腰を揺らめかせながらハァハァと大きく息を吐く唇に背後から口づけた。 チュッ、チュッ…くちゅ、チュッ… 昂った気持ちのままに舌を絡めると、甘やかすように受け入れてくれる。 ほんと俺の恋人最高すぎ。 もう一回このまま… 「イテッ!!」 余韻を楽しんでいれば、細いけれど大きな手が伸びガシッと頭を掴まれた。 そのままギリギリと力を込められ、思わず身体を離す。 「痛いです!!」 「うっせぇ、、、ミヤ…てめぇ、覚悟は出来てんだろうな?」 「え、」 ゴゴゴゴ…とまるでオーラが見える。 さっきまで潤んで蕩けていた瞳が、刺すように鋭い視線へと変わっていて。 これ、もしかして、本当に殺されるんじゃない…? 電車の中での痴漢 駅トイレでのセックス おまけに中だし 調子に乗りすぎた俺の行動の代償は、どうやら軽くはないらしい…

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