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第3話 俺(涼我)のヒミツと先生を好きな気持ちと秀一と出会ったきっかけ

あーめんどくさ。呼ばれんの。 別に行くのは苦ではない。だけど社会準備室ということは社会の先生である愁先生に会うということで、先生が好きで好きでたまらない俺にとっては緊張するし何より恥ずかしい。 だからいわゆる片思いをしていてとても会うのも辛くて。俺だってバカじゃないからわかっていて想っている思いは胸の中に隠したまんまで良いことなんて一つもないけどしょうがない。 ずっとずっと隠し続けていったまんま卒業していきたいそう思っていたのに…。 呼び出しなんて俺がやった訳ではないのにガラス窓割ったのお前だろ?とか言われたり先生たちから煙たがられたりしてそんな出来事の一つ一つが俺をこんな気持ちにさせて不良になる原因となったきっかけのひとつだった。 分かってくれるのは秀一と片思いをしている愁先生だけだ。 秀一とは入学式の時出会った。 こんな感じの癖に友達なんて呼べる存在なんていなかった俺に喋りかけてくれたのが始まりだった。 「おーいお前。俺と友達になんねぇ?」 最初はなんだコイツと思っていたけれど今では心を許し合える親友同士だ。 そんな俺にもヒミツがある。 それはピアスをつけていること。 ヒミツっていうくらいだから付けてる数は多い。左右に三個ずつ。乳首に一個ずつ、あそこに一個開けている。本当はもっと開けているけど分からない数だからどのくらいかは分からない。。自分を抑えるために使っている一つの精神安定剤みたいなもので、それがなくちゃ生きていられないかもしれないっていうくらいだ。 ピアスにそこまですがり付きたいのは、自分が 可笑しいのを隠すためか、自分でも分からないけれど、いつからか数が増えていった。

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