俺の親友である涼我は、髪は茶髪であるけれど俺みたいな不良ではないと思う。だけど俺とつるんでいるせいで不良扱いされている。 だけど涼我からは離れたくない。 どうしてかというと俺が涼我の事が好きだから。でもその思いは絶対伝えない。いや伝えられないんだ。今の関係から変わってしまうのが辛いし何より涼我には好きな人がいてそれが先生だということも知っているし、三角関係になんてなるんだったら最初から入らない方が得なんだって必死に自分を納得し続けている。あぁどうして報われない恋なんてしてしまったんだろう。どうして同性に恋してしまったんだろう。普通に恋していればこんな思いをすることも、隣にいるあいつが先生の事を嬉しそうに話しているのを嫉妬せずに過ごせたはずなのに。 あいつが俺の方に向いてくれないことすら分かっていたのにただ隣にいるポジションで勝手に安心してた。 だけどいつか涼我が先生と付き合ってしまうことを考えていると隣にいるのも辛いのに隣にいなくちゃ安心できなくて。報われない恋なのにずっと想い続けてしまうんだ。