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第103話 雪冷白冬凍降空積をつかわずに
手袋を忘れた僕の右手をポケットの中に引き入れながら、君は何か呟いた。
その声は舞い落ちてくる花びらに吸い込まれてしまって聞こえなかったから、本物の花が咲く頃にもう一度聞かせて。
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#雪冷白冬凍降空積をつかわずに雪が降るを表現する
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