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第114話 卒業式が僕らの始まり
「おまえは偉いよ。俺は言えなかった。せめて卒業の時に第二ボタンをくれとでも言えばよかったかな」
僕の決死の告白への返事をそんな言葉で誤魔化すのは、僕があなたの生徒だから?
あの日から二年。
僕は第二ボタンをあなたに差し出す。
二度目の告白は、泣きそうな笑顔で受け取ってもらえた。
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