8 / 155

第8話 もう泣かせない

あの日、君が女の子といるのを見た。 君にはあんな子が似合うと思ってしまって、だから、さよならを告げた。 君は泣いてくれて、でも、いつかこの決断が正しいと分かるだろうと思った。 君の連絡先が消せないまま時が過ぎて、何故いま君はここにいるんだろう。 もう泣かせないと言うのは、僕の筈だった。 ----------------------------------- #140字SSお題メーカー腐 #SS名刺メーカー

ともだちにシェアしよう!