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第23話 蜜花双輪 (for みかぷ様)

*SSクイズ正解者景品作品 リクエスト「二輪挿し」 *注意!! 18禁/3P/二輪挿し/リバっぽい ----------------------------------------  充分過ぎるほどほぐして。とろとろにして。顔もだらしなく蕩けているこの男を、でも、まだ許してやるつもりはない。 「あぁんっ、もうっ……早く、挿れてぇ」  そう言って自分から尻をつきだしてねだってくる。俺に挿れるしか能がないと思ってたこいつ、だが実際は、ちょいと前からこっちを開発されていやがった。 「淫乱」俺はわざと耳元で言ってやると、涙目になって俺を見上げた。睨みつけているつもりかもしれない。だが、俺の指がコリッとそこを刺激してやると、ひっと声を上げ、反射的に目をつぶる。俺がその鼻を詰まめば、また驚いたように目を見開き、同時に、口も開く。鼻孔が塞がれているのだから当然だ。「口、もっと開けろよ。開くだろ? ケツの穴だけかよ、開けまくりなのは」と言うと、慌てて口を大きく開いた。「こいつのデカいのが、好きなんだろ? 良かったな?」俺はすぐ隣にいる優男に視線を一瞬流す。優男なのは顔だけで、それとは不釣り合いなペニスの持ち主だ。だが、まだ本領発揮とは言えないサイズ。これだけ淫らな痴態を目の前にしてそれとは、俺に怯えているのか? 俺の恋人に手を出した勇気と度胸はどこへ行ったんだろうな。「ほら、ちゃんとくわえてやれ」俺は恋人……今となっては元恋人……の顔を、優男のペニスのすぐ前につきだした。元恋人だから、モトオとでも呼んでやろう。「おまえも、もっと奥まで突っ込め。遠慮しないでさ」俺は更にモトオの後頭部を押しやりながら、優男に言ってやる。「咽喉の奥まで、ちゃんと使え」俺に強いられたイラマチオに、モトオは、うぐ、という鈍い声を発した。  俺の指でぞんざいに後孔を広げられ、咽喉の奥まで優男のペニスを突っ込まれて、苦しそうに眉間に皺を寄せるモトオだが、股間はいよいよ怒張して、前も後ろも限界に近いことを露呈している。 「あ……は……くぅっ……」優男も、呼吸を荒げ始めた。 「おい、おまえ、ここに寝ろ」俺が命令すると、優男はいいところで中断されたのが不満なのか、一瞬むっとした顔をしながらも、黙って言われた通りに横たわった。モトオは四つん這いの姿勢で、開いた口もそのままに、阿呆面を晒している。「おまえ、自分で乗っかって、挿れてやれ。そんだけぐしょぐしょなら、すぐ入るだろ?」  モトオは泣きそうな顔になりながら、優男にまたがった。だが、嫌がっているはずがないのは見え見えだ。屹立した優男のペニスを、自分で孔の入口に押し当てる。腰を落としながら自分の体重でペニスを押しこむようにするモトオ。「あんっ、ああっ、や、あっ、おっきぃ、無理、入んない」モトオが口走る言葉とは裏腹に飲みこまれていくペニス。 「きっつ……」と優男が呟いた。いつの間にかモトオの腰を抱いて、下から突きあげていやがる。 「きついわけねえだろ。てめえが何回もハメてんだからさ」俺は優男の乳首を抓る。「んじゃ、こいつにやらせらてたこと、おまえも俺にやってみろ」俺は優男の顔を無理やり横向きにさせ、自分のペニスをくわえさせた。「噛むなよ」と付け加えた。マジな話、ここで逆切れでもされたらたまらねえ。もっとも、下半身に夢中でこっちはそれどころじゃないだろうが。  ところが案外この優男のフェラは上手で、なるほどこんなペニスにこの技巧があれば、モトオが溺れるのも無理はないなどと妙に納得してしまった。しかもフェラしながらも、モトオを突き上げるのも忘れない。優男はこうやって、バリタチ以外の何者でもなかったはずのモトオを、とびきりの淫乱ネコに仕上げてくれたというわけだ。モトオは気持ち良さそうに喘ぎ、ハメられながら自分自身もフル勃起だ。 「うっ」ヤバイ、気持ち良すぎてうっかり優男の口に出すところだった。寸前で耐えて、俺は優男の口からモノを引き上げる。ここからが本日のメインイベントだ。モトオのケツのほうに回り、快感に喘いでいる奴の背中をぐいっと押し、前のめりに倒れさせる。グチュグチュと卑猥な水音を立てている接合部がより剥き出しに、近くに見える。俺はみっちりと詰まったそこに指を無理やり差し入れる。 「やだ、無理ぃ、もう、いっぱい、だからぁっ」上体を起こそうとモトオを、もう一度押しやる。「もう、入らない、指、やめてぇ」 「こいつは良くて俺がダメなわけ?」俺は遠慮せずにぐいぐいと押し広げ、もう第二関節まで入った。 「ちが、違うっ、後でちゃんと、するから」 「俺はこいつの次なわけ? へえ?」2本目を挿れる。 「やっ。」とモトオは身をよじらせた。「違う、じゃ、抜く、今、これ抜くから」モトオは顔だけ後ろ向きにして、俺に懇願した。「ごめんなさい、許して、もうしないから、おまえだけだからあ」 「こいつのちんこ挿れながら何言ってんだよ。頭おかしいんじゃねえの」3本目。 「だ、だめって、無理、ねえ、なんでも言うこと聞くからっ、指っ、抜いてぇっ!」 「ちんこ抜くんじゃねえのかよ。いいから、そのまま挿れてろ。俺も挿れっけど」 「や、やだ、無理って、絶対、いや、あ、壊れる、やだ、やめっ」俺は指を抜くと、その隙間が閉じきらないうちにすかさずペニスを押し込んだ。「いやあああっ」モトオが悲鳴を上げた。  モトオの中で、優男のペニスと自分のそれが擦れ合うのは実に妙な感覚だった。もちろんひどくきつくて、動かすのもままならない。うっかりすると押し戻されてしまいそうになるから、必死に突っ込んだ。押し戻され、突っ込んで。その度にモトオは悲鳴を上げ、だが、その声は途中から湿り気を帯びてくる。 「やあ、あんっ、無理、そんっ、やめ、動かないで、あっ、や、あっ、擦れるの、や、あ……あんんっ」 「気持ちいんだろ?」頃合いを見計らって言ってやる。 「んっ、いっ……」 「変態」 「いいっ、きもちい……」  俺がモトオのペニスを握ると、ホウセンカの種が弾けるみたいに、すぐに射精した。精液でどろどろの手を、奴の口につっこんでやる。「てめえのだよ、きれいにしろよ」 「ん、きれいにする……」意識が朦朧としているようだが、言葉通り舌先で舐め取っているから、意味は理解しているのか。舐めると同時にまた後孔がきゅんと締まった。俺は自分のペニスを抜いて、優男の頬っぺたにぺちぺちと当てた。「口、開けろ」開いた口の中に、突っ込んだ。またさっきみたいに舐めさせようと思ったけど、熱いそこに挿れただけでたまらなくなって、射精した。えずきそうになる優男の唇を指で挟んで塞ぐ。「ちゃんと飲みこめ。こぼすなよ。おまえはこいつの中に出していいからよ」と言ってやった。けど、指を離した途端に優男は咳きこんで、俺の精液を少しばかり口の端から滴らせた。優男は凶暴な下半身とは裏腹のきれいな顔立ちで、その口から俺の精液をこぼす様子がまた、卑猥でドキリとする。    その後数回腰を上下させたかと思うと、優男も射精したようだ。モトオが腰を上げて抜き取ると、ケツからはだらだらと白濁液が垂れ流れてくるのが見えた。  うん。  悪くない。モトオの浮気を許して、再び恋人に戻してやってもいい、と思う程度には。  この、新たな恋人も追加するんだったらな。  口からケツから白い液を垂れ流して恍惚としているこいつらの表情を見るに、異論はなさそうだ。

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