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忘年会

あの人が参加すると聞いて嬉しくて顔がニヤケてしまうのを必死に我慢していた。 席に座り辺りを見渡すがあの人の姿が見えない。 参加するって言ってたのにまだ着てないのか? 何杯目かのビールを飲み干すそして俺はあの人はもう来ないのだと諦めかけていた。 あそこでキョロキョロとしているのは俺が待っていたあの人だ。 隣に座ってもらいたい。 俺は席を立ちあの人の後ろに回り込むと声を掛けた。 「あれっ?珍しいですね。俺の隣に座りますか?」 「へっ?あっ・・・女の子達に悪いよ。」 「平気ですよ。それに女の子避けになってもらえらると嬉しいんですけどね。春野(はるの)先輩。」 俺が想いを寄せる春野光輝(はるのみつき)先輩だ。 本人は気づいてないのだと思うが女性社員より可愛らしくて何故か守ってやりたくなる。 結構社内にもライバル多くて気を抜けば光輝先輩を取られてしまうんじゃないかと思う。

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