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目がぁ…

ど…どうしよう… まだ心臓がばくばく言っている 花火大会の事でわーわーなってるみんなの声なんて聞こえないぐらい心臓の音がうるさかった み…見てた…よね?…杉田くん私の事見てたよね!? ど、ど…どうしよう…!?な…なんか変だったかな…ね、寝癖とか…も、もしかしたら私が花火大会来たらやだなぁって思って?…どどど、どうしよう!! そのうちキャパオーバーしてしまって前の席の夏輝ちゃんに泣きついた 「な、なつきちゃ~ん…」 「なに?っていうか…なんでちづ涙目?」 「目…目がぁ…目がぁ…」 「……某ムス◯大佐はそんなか細い声じゃないよ…」 そして夏輝ちゃんになんとか杉田くんと目が合ったって言えた 夏輝ちゃんはははっってかわいた感じで笑ってたけど私にしたら大事件大問題だよ!! 「ど、どうしよう…ね、ねぇ、夏輝ちゃん、わ、私変じゃない?寝癖とか無い?」 「…いや…ないけど…ちづそれさぁ…」 「無いのっ!?じゃあやっぱり嫌だなぁって思われてるんだ!!」 「いや…」 「どうしよう夏輝ちゃん…私のせいで杉田くんの心に一生消えない傷が……」 「いや、違くて……そこは普通『私と組みたいのかな…』でしょ?」 「………………」 「『俺はお前と組みたいゼ☆千鶴…』てきな…」 「………………」 「………」 「………………ッ…!?!?!?!?」 「いや遅いよ」 ボッと顔が熱くなってばたっと机に倒れる す、杉田くんが…私と…? ないっ!!無いよ!!なんで私なんかと!! 夏輝ちゃんが言った『俺はお前と組みたいゼ☆千鶴…』が杉田くんの声で頭の中で再生された 杉田くんが…千鶴…杉田くんが私の事…千鶴!? なんかもうそれだけでいろいろいっぱいいっぱいでグルグルした 後から考えたら杉田くんがそんな事言うわけないんだけど… 「な、夏輝ちゃん!!し、失礼だよっ!!す、杉田くんが、わ、私なんかと組みたいわけ…」 「…すぐそういうこという…それは杉田が決めることでしょ?」 「そうだけど…で、でも…」 「よくあるじゃん?告白されてから意識し始めて好きになっちゃったって話」 「ッ!?!?」 またボンッと今度は体中熱くなる す…杉田くんがわ、私、を…す、す、す…好き…なんて… 「無いよッ!!」 「ちづ声大きいよ…」 気付いたら思わず立ち上がってて周りの席の人たちが私の方を見てて恥ずかしくて慌てて座た 「それにほら、杉田自分からは彼女がいるって言ってないしさ」 「………」 「充分チャンスあるよ」 「………」 「……ちづ?」 ……ダメだ…なんかお腹痛くなってきた… そんな私を見て夏輝ちゃんが頭をなでなでしてくれる 「でもまぁ…お祭りで二人っきりになるって決まったわけじゃないしそんなに思いつめる必要はないんじゃない?」 「う…うん……」 そ、そうだよね…だってくじ引きだし… 杉田くんだってきっと私以外の可愛い女の子と当たるよ、うん、そうだよ…

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