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Than think…

「ふぁ…ふぁぁ…ひゃ…」 「ふふっ、若葉ちゃん感度良いんだねぇ?お薬媚薬は入ってないんだけどな…」 「ふぇ…?…」 「こっちの話だよ、じゃあ下の方も弄ってあげようね~?」 「う、あ…ぅ…」 俺に乳首を捏ねられ、金さんに下も弄られて気持ち良さに翻弄される若葉ちゃん… そんな様子をずっと黙って見ていた ………くそっ… なんでか気持ちがざわざわする 「若葉ちゃん気持ち良かったねぇ?」 「…ぅ、あぃ……」 「ふふっ、オレも思ってた以上に若葉ちゃん可愛くて嬉しいな?」 「…うえしい、れす…」 そしてその一連の流れが終わった後もそのざわざわは収まらなかった イった余韻と薬のせいでくてぇ…っと力なく俺に寄りかかる若葉ちゃんを支えながら金さんと若葉ちゃんの会話を複雑な気持ちで聞いていた ……っくそ…なんでモヤモヤしてるんだ… 薬でくたくたになって何も考えられなくなった若葉ちゃんは抵抗もしなくて快楽に従順になってた とろんっとした目で金さんを見つめている ……………イライラする…… 金さんは俺がイラついてることに気付いてわざと手伝わせたんだろう いちいちこっちを見てニヤッと笑うのが腹立たしかった 金さんの言葉が再度頭をよぎった 『それともハーフくん、好きだって気付いちゃった?』 違う…そんなんじゃないってば… またどんどんもやもやが大きくなる 今日このもやもやをなくすために若葉ちゃんを金さんのとこに連れてきたはずなのに結局モヤモヤは倍増してしまった そしてそんなとき、また金さんがもんもんとしている俺へのあてつけのようにこんなことを言った 「ねぇ若葉ちゃん、キスって知ってる?」 「…きしゅ…はぁ…ちゅーって、やつれす…」 「そうだね~ちゅーってやつだね?」 始めは何を言ってるのかと思った さすがにそれぐらいはいくら若葉ちゃんでも知ってるだろうでもその次に金さんが言ったことが俺のもやもやをより増大させることになった 「じゃあ、ちゅーしよっか?」 「…ふぇ…?」 胸のとこで何かがざわってした そしてそんなことでざわっとなってる自分にもイラついた ただのキスだ…別に…だからなんだっていうんだ… 「かなしゃんとれすか…?」 「そうだよ?ほらちゅー…」 「…うー……」 「ッ!!」 頭ではそう思ってた でもその時になったら頭より先に体が動いてた 「…ぅ…あ…?」 「……あらら…」 「………」 気付いたら俺は若葉ちゃんの口を手で覆って自分の胸元に引き寄せていた

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